スキンシップは、最高のシブリングギフト
シブリングケア(赤ちゃんの兄姉)のメンタルケア
赤ちゃん返りや、小さな妨害行動——。
それは上のお子様の「見てほしい」「触れてほしい」というサイン。
そんなとき、解決のキーになるのは、"スキンシップ"。
兄姉の気持ちに直接アプローチする、
デイリーに取り入れやすいスキンシップをご紹介いたします。
◾️からだのスキンシップ 3選
1:ハグをする
時間やタイミングを決めて、ハグを日課にしてみましょう。
「朝出かける前」や「寝る前」など、短いハグでも、
“今日もあなたが大切” という想いが伝わります。
2:手をつなぐ
外を歩くときも、絵本を読むときも。
手のひらから伝わる温度は、安心そのもの。
日常の中で、そっと手を重ねてみましょう。
3:眠る前の“安心のルーティン”をつくる
眠る前に、トントンしたり、髪をなでたり、背中をさすったり。
ほんの数十秒でも、“おやすみの儀式” があるだけで、
一日の終わりが、穏やかな安心に包まれます。
◾️こころのスキンシップ 3選
1:ふたりきりで遊ぶ時間をつくる
赤ちゃんが眠っている少しの間でも構いません。
パズルやお絵かきなど、短い時間を “ふたりの世界” にしてあげましょう。
「自分だけを見てもらえる時間」は、上の子の心を満たします。
2:ふたりで出かける日をつくる
月に1度、特別な予定でなくても構いません。
近くのカフェや公園でも十分。
“ママとふたりで過ごした日” は、
子どもにとって長く心に残る記憶になります。
3:上の子ファーストで接する時間をもつ
下の子が生まれると、どうしても手が足りなくなる瞬間があります。
同時に泣く日も、きっとあるでしょう。
そんなときは、兄姉を優先する時間があっても大丈夫。
兄姉の寂しさを満たすことで、結果的に赤ちゃんとの時間も穏やかになります。
やがて、兄姉の心に余裕が生まれると、
「自分も大切にされている」「赤ちゃんにも愛情を分けてあげたい」
という気持ちが、ゆっくりと芽生えていくのです。
最も大切なのは、 “習慣化”
ただでさえ、赤ちゃんのお世話で大変な時期。
完璧でなくても大丈夫です。
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1日1回、"ふれる"ことを意識する。
抱きしめる、手をつなぐ、頭をなでる——。
小さな行動でも、「あなたが大切」という想いはきっと届きます。
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月に1回、"こころ"を満たす時間をつくる。
ふたりで出かける、遊ぶ、話す。
そのひとときが、子どもの安心の土台になります。
小さなスキンシップから、やわらかい絆が育っていきます。
もうひとつの、"ぬくもりをつなぐ存在"
どうしても、ママやパパが手を離せないときもあります。
眠るときも、ふとさみしくなったとき。
そっとハグできる存在があれば、安心は続きます。
ソフトトイは、ママやパパのぬくもりの“延長線”として、
言葉のない愛を静かに伝えてくれます。
スキンシップの記憶をつなぐ存在として、シブリングギフトにもおすすめです。
兄姉との時間が満たされるほど、
赤ちゃんとの時間も、やさしく穏やかに流れていきます。